「8月25日はラーメン記念日」と聞いたけれど、なぜこの日なのでしょうか。
また、「即席ラーメン記念日」という呼び方もあり、「同じ記念日なの?」「7月11日のラーメンの日とは何が違うの?」と迷う方もいるかもしれません。
ラーメン記念日は毎年8月25日。
1958年8月25日に、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が大阪中央卸売市場で初めて正規の販売商品となったことに由来します。

この記事では、ラーメン記念日の由来、日清食品創業者・安藤百福によるチキンラーメン誕生の歴史、「即席ラーメン記念日」との関係、7月11日の「ラーメンの日」との違い、家庭での楽しみ方まで分かりやすく紹介します。
✦ この記事で分かること ✦
- ラーメン記念日はいつなのか・なぜ8月25日なのか
- チキンラーメンと安藤百福の誕生ストーリー
- ラーメン記念日と即席ラーメン記念日の関係
- 7月11日の「ラーメンの日」との違い
📍【ラーメン記念日をひと目で確認】
- 8月25日:1958年のチキンラーメン発売に由来する「ラーメン記念日」
- 即席ラーメン記念日:同じ8月25日・同じチキンラーメン発売が由来
- 7月11日:日本ラーメン協会が制定した別の「ラーメンの日」
- チキンラーメンの発明者:日清食品創業者・安藤百福
ラーメン記念日とは?8月25日は何の日?


ラーメン記念日は、毎年8月25日です。
日清食品では、1958年8月25日に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が初めて正規の販売商品となったことから、この日を「ラーメン記念日」としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 記念日 | ラーメン記念日 |
| 日付 | 毎年8月25日 |
| 由来 | 世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」の発売 |
| 発売年 | 1958年 |
| 発明者 | 安藤百福 |
| 発売当時の価格 | 1袋35円 |
1958年8月25日、「チキンラーメン」は大阪中央卸売市場で初めて正規の販売商品となりました。日清食品では、のちにこの日を「ラーメン記念日」としています。
なお、日清食品の公式年表でも、同じ8月25日を「世界初のインスタントラーメン『チキンラーメン』を発売」と記載しています。

そのため、一般向けには「チキンラーメンの発売日」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
なぜ8月25日?ラーメン記念日の由来

8月25日は、数字の語呂合わせから決められた日ではありません。
現在では身近な食品となったインスタントラーメンが初めて商品として世に出た、歴史的な日が由来です。
1958年8月25日にチキンラーメンが発売された
1958年8月25日、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が大阪中央卸売市場で初めて正規の販売商品となりました。
お湯を注ぐだけで短時間に食べられ、長期間保存できる食品は、当時としては画期的なものでした。
日清食品では、このチキンラーメンの誕生日にあたる8月25日を「ラーメン記念日」としています。
チキンラーメンは世界初のインスタントラーメン
チキンラーメンを発明したのは、日清食品創業者の安藤百福です。
現在では袋麺、カップ麺、焼そばなどさまざまな即席めんがありますが、その原点となったのが1958年に誕生したチキンラーメンです。
当時は、お湯を注ぐだけで食べられる手軽さが注目され、従来の常識では考えられない食品として「魔法のラーメン」と呼ばれました。
発売当時は1袋35円だった
発売当時のチキンラーメンは、1袋35円でした。
当時はうどん1玉が6円ほどだったため、チキンラーメンは決して安い商品ではありませんでした。
日清食品の公式史料によると、価格の高さや現金売りがネックとなり、当初は取り扱ってくれる食品問屋がほとんどなかったそうです。
それでも、お湯だけで簡単に調理でき、保存もしやすい便利さが次第に受け入れられ、インスタントラーメンは広く普及していきました。
💡【チキンラーメン誕生のポイント】
- 1958年8月25日に初めて正規の販売商品となった
- 世界初のインスタントラーメンとして知られている
- 発明したのは安藤百福
- 発売当時は1袋35円
- 画期的な便利さから「魔法のラーメン」と呼ばれた
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日清食品 チキンラーメン
1958年に誕生した世界初のインスタントラーメン。8月25日のラーメン記念日には、卵やねぎなど好みのトッピングを加えて、原点の味を楽しんでみるのもおすすめです。
チキンラーメンを発明した安藤百福とは?

ラーメン記念日の歴史を知るうえで欠かせない人物が、日清食品の創業者・安藤百福です。
安藤百福は、保存できて簡単に調理できるラーメンを作るため、試行錯誤を重ねました。
大阪府池田市の小さな研究小屋から始まった
安藤百福は、自宅のあった大阪府池田市の裏庭に小さな研究小屋を建て、インスタントラーメンの開発に取り組みました。
特別な設備がそろった研究所ではなく、中古の製めん機や大きな中華鍋など、限られた道具を使って試作を繰り返したとされています。
開発にあたっては、「おいしい」「保存できる」「簡単に調理できる」「安価」「安全で衛生的」といった条件を満たす食品を目指しました。
天ぷらから「瞬間油熱乾燥法」のヒントを得た
開発で大きな課題となったのが、麺を長期間保存でき、お湯を注いだときに元の状態へ戻せるようにすることでした。
安藤百福は、天ぷらを油で揚げると衣の水分が抜け、表面に小さな穴ができることからヒントを得ます。
そこで、麺を高温の油で揚げて水分を抜く「瞬間油熱乾燥法」へたどり着きました。
乾燥した麺には細かな穴ができ、そこへお湯が入り込むことで、短時間でやわらかな麺へ戻ります。
1971年9月18日にはカップヌードルを発売
安藤百福の発明は、チキンラーメンだけではありません。
1971年9月18日には、東京・新宿の伊勢丹百貨店を皮切りに、容器にお湯を注いでそのまま食べられる世界初のカップ麺「カップヌードル」が本格発売されました。
袋麺からカップ麺へと進化したことで、インスタントラーメンはさらに持ち運びやすく、食べやすい食品へと発展していきました。
スポンサーリンクラーメン記念日と「即席ラーメン記念日」は同じ?

8月25日について調べると、「ラーメン記念日」と「即席ラーメン記念日」という二つの呼び方が見つかります。

名前だけを見ると別の日のようですが、どちらも1958年8月25日のチキンラーメン発売を由来としている点は共通しています。
| 呼び方 | 日付 | 主な紹介元 | 由来 |
|---|---|---|---|
| ラーメン記念日 | 8月25日 | 日清食品 | 1958年8月25日のチキンラーメン発売 |
| 即席ラーメン記念日 | 8月25日 | 日本即席食品工業協会 | 1958年8月25日のチキンラーメン発売 |
日清食品では「ラーメン記念日」
日清食品は、1958年8月25日にチキンラーメンが発売されたことにちなみ、8月25日を「ラーメン記念日」としています。
過去には、ラーメン記念日に合わせたイベントや記念商品なども展開されてきました。
日本即席食品工業協会では「即席ラーメン記念日」
日本即席食品工業協会の公式資料「インスタントラーメン図鑑」では、8月25日を「即席ラーメン記念日」と明記しています。
同資料では、1958年8月25日に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売されたことを記念して、この日が即席ラーメン記念日と定められたと紹介されています。
📍【ラーメン記念日と即席ラーメン記念日の関係】
呼び方は異なりますが、どちらも1958年8月25日のチキンラーメン発売が由来です。
- 日清食品:「ラーメン記念日」
- 日本即席食品工業協会:「即席ラーメン記念日」
「インスタントラーメン」「即席ラーメン」「即席めん」の違いは?
「インスタントラーメン」と「即席ラーメン」は、日常的にはほぼ同じ意味で使われています。
日本即席食品工業協会によると、1958年に登場したチキンラーメンは「インスタントラーメン」または「即席ラーメン」と呼ばれていました。
その後、即席うどんやそば、焼そばなど商品が広がったことから、業界ではより広い呼び方として「即席めん」が使われています。
同協会では、「即席めん」とともに、即席めん全体の総称として「インスタントラーメン」という呼び方も併用しています。
スポンサーリンク7月11日の「ラーメンの日」とは何が違う?

さらに混同しやすいのが、7月11日の「ラーメンの日」です。
こちらは、8月25日のラーメン記念日・即席ラーメン記念日とは、日付も制定理由も異なる別の記念日です。
| 名称 | 日付 | 主な由来 |
|---|---|---|
| ラーメン記念日 | 8月25日 | 1958年のチキンラーメン発売 |
| 即席ラーメン記念日 | 8月25日 | 同じくチキンラーメン発売 |
| ラーメンの日 | 7月11日 | 7をレンゲ、11を箸に見立てたことや水戸光圀の誕生日 |
7月11日のラーメンの日は日本ラーメン協会が制定
7月11日の「ラーメンの日」は、一般社団法人日本ラーメン協会が制定した記念日です。
同協会では、2017年に日本記念日協会へ申請・登録し、ラーメン産業の振興・発展と、日本独自のラーメン文化を支えることを目的として7月11日を「ラーメンの日」と正式に制定しています。
7をレンゲ、11を箸に見立てている
7月11日という日付には、数字の「7」をレンゲ、「11」を箸に見立てた意味があります。
ラーメンを食べるときに使う二つの道具を数字で表しているという、ユニークな由来です。
水戸光圀の誕生日にも由来
もう一つの由来が、水戸黄門として知られる水戸光圀の誕生日です。
日本ラーメン協会では、水戸光圀を「ラーメンを最初に食べた人物とされる人」と紹介しており、その新暦の誕生日が1628年7月11日であることも日付の由来になっています。
📍【8月25日と7月11日の違い】
- 8月25日:チキンラーメンの誕生、つまりインスタントラーメンの歴史に関係する日
- 7月11日:ラーメン産業や日本独自のラーメン文化を盛り上げるための日
ラーメン記念日に知っておきたい即席ラーメンの雑学

インスタントラーメンには、誕生の歴史以外にも意外な雑学があります。
ラーメン記念日に、家族でクイズのように楽しんでみるのもよいでしょう。
「かやく」は「火薬」ではない?

正しくは「加薬」です。
日本即席食品工業協会によると、「加薬」はもともと漢方の用語で、主となる薬の働きを高めるために補助的に加える成分を意味していました。
そこから、主役を引き立てる香辛料や薬味などを指すようになり、インスタントラーメンの具材にも「かやく」という言葉が使われるようになりました。
カップヌードルの発売日はいつ?
1971年9月18日です。
チキンラーメン誕生から13年後、世界初のカップ麺「カップヌードル」が本格発売されました。
現在では当たり前になった「容器にお湯を注ぎ、そのまま食べる」というスタイルも、当時としては新しい発想でした。
なぜ油で揚げた麺はお湯で戻る?
チキンラーメンでは、麺を油で揚げて乾燥させる「瞬間油熱乾燥法」が使われました。
油で水分を抜くと麺の中に細かな穴ができます。そこへお湯が入り込むことで、乾燥した麺が短時間でやわらかな状態へ戻ります。
安藤百福は、この仕組みのヒントを天ぷらから得ました。
スポンサーリンク8月25日は何をする?家庭でラーメン記念日を楽しむアイデア

ラーメン記念日に決まった食べ方や過ごし方があるわけではありません。
せっかくなら、記念日の由来になったチキンラーメンを味わったり、家族でいつもと違うインスタントラーメンを楽しんだりしてみましょう。
チキンラーメンを好みのトッピングで楽しむ
ラーメン記念日の由来を身近に感じるなら、チキンラーメンを食べてみるのが最も分かりやすい楽しみ方です。
卵や青ねぎなど、好みのトッピングを加えると、いつものチキンラーメンも少し特別な一杯になります。
作る際は、商品パッケージに記載された調理方法を確認してください。
野菜や好みの具材を加える
いつものインスタントラーメンも、具材を追加すると違った味わいを楽しめます。
- 卵
- 青ねぎ
- もやし
- キャベツ
- コーン
- わかめ
- チャーシュー
- キムチ
肉や魚介、卵など加熱が必要な食材を加える場合は、中まで十分に火を通しましょう。
家族で好きなインスタントラーメンを食べ比べる
家族でそれぞれ違うインスタントラーメンを選び、少しずつ味を比べてみるのも楽しい方法です。
しょうゆ、みそ、塩、とんこつなどスープの味を変えたり、袋麺とカップ麺を比べたりすると、それぞれの違いが分かりやすくなります。
ご当地インスタントラーメンを楽しむ
北海道、東北、九州など、地域の味を生かしたインスタントラーメンも数多く販売されています。

旅行気分で地域ごとの味を選び、家族で食べ比べてみるのも、ラーメン記念日の楽しみ方の一つです♪
\ おうちで各地のラーメンを食べ比べ /
ご当地インスタントラーメン食べ比べセット
地域ごとに違うスープや麺をまとめて楽しめるセットなら、家族で少しずつ食べ比べるのにもぴったり。ラーメン記念日に、いつもとは違う一杯を探してみるのも楽しいですよ。
ラーメン記念日に関するよくある質問
最後に、ラーメン記念日やチキンラーメンについて疑問になりやすい点をまとめます。
ラーメン記念日は毎年いつですか?
ラーメン記念日は毎年8月25日です。
1958年8月25日に、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が初めて正規の販売商品となったことに由来します。
なぜ8月25日がラーメン記念日なのですか?
語呂合わせではなく、1958年8月25日にチキンラーメンが発売されたことが理由です。
世界初のインスタントラーメンは何ですか?
日清食品の「チキンラーメン」です。
安藤百福が開発し、1958年8月25日に初めて正規の販売商品となりました。
インスタントラーメンを発明したのは誰ですか?
日清食品創業者の安藤百福です。
大阪府池田市の自宅裏庭に設けた研究小屋で試行錯誤を重ね、チキンラーメンを完成させました。
ラーメン記念日と即席ラーメン記念日は同じですか?
呼び方は異なりますが、どちらも8月25日で、1958年のチキンラーメン発売が由来です。
日清食品では「ラーメン記念日」、日本即席食品工業協会では「即席ラーメン記念日」という名称が使われています。
7月11日のラーメンの日とは違いますか?
別の記念日です。
7月11日の「ラーメンの日」は日本ラーメン協会が制定した記念日で、7をレンゲ、11を箸に見立てたことや、水戸光圀の誕生日が由来です。
チキンラーメンは発売当時いくらでしたか?
発売当時は1袋35円でした。
うどん1玉が約6円だった時代のため、当初は価格の高さもあって、食品問屋に受け入れてもらうのが簡単ではありませんでした。
スポンサーリンクまとめ:8月25日は、世界初のインスタントラーメン誕生を振り返ろう
ラーメン記念日の由来や、即席ラーメン記念日・7月11日のラーメンの日との違いを紹介しました。
- ラーメン記念日は毎年8月25日
- 1958年8月25日のチキンラーメン発売が由来
- チキンラーメンは世界初のインスタントラーメン
- 発明したのは日清食品創業者の安藤百福
- 発売当時は1袋35円だった
- 日本即席食品工業協会では8月25日を「即席ラーメン記念日」と紹介している
- 7月11日の「ラーメンの日」は由来も目的も異なる別の記念日
- 1971年9月18日には世界初のカップ麺「カップヌードル」も本格発売された
8月25日は、記念日の由来になったチキンラーメンを味わったり、家族で好きなインスタントラーメンを食べ比べたりして楽しんでみてはいかがでしょうか。

普段何気なく食べている一杯にも長い歴史があることを思い出しながら、ラーメン記念日をおいしく楽しんでみてください。
◉ 参考情報


