離乳食が進んでくると、
「ご飯の量って何gが正解なの?」「月齢が上がったけど、増やしていいのか不安」
と迷うことが増えてきますよね。
特に生後7〜11ヶ月は、離乳食中期から後期へ移行し、食べる量も形状もガラリと変わる時期。
ネットで調べると「50g?80g?90g?結局どれ?」と数字がバラバラに見えて混乱してしまう方も多いです。

この記事では、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」を参考に、7〜11ヶ月の月齢別に、ご飯(主食)の目安量をg(グラム)で正確に整理しました。
さらに、
- 「ご飯80gって見た目でどのくらい?」
- 「失敗しない!おかゆ・軟飯の作り分け比率」
- 「目安より食べない/食べすぎる時の考え方」
- 「必ず知っておきたい安全・アレルギーの注意点」
といった、数字だけでは解決しないリアルな悩みにも答えています。

目安+赤ちゃんの様子を基準に、無理なく離乳食を進めるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください♪
※本記事の「g」は炊いた後の主食(おかゆ・軟飯・ご飯)の重さの目安です。
※一般的な区分:7〜8ヶ月=離乳食中期(モグモグ期)、9〜11ヶ月=離乳食後期(カミカミ期)。
離乳食を安全に進めるために、以下の3点は必ず守ってください。
- はちみつは1歳まで絶対NG:乳児ボツリヌス症の恐れがあります(加熱しても防げません)。
- 初めての食材は「平日の午前中」に:アレルギー反応に備え、受診しやすい時間帯に「1日1種類・少量」から試しましょう。
- 食事中は目を離さない:窒息・誤嚥を防ぐため、必ず座らせて大人がそばで見守ってください。
【早見表】月齢別|ご飯(主食)の量は何g?(7・8・9・11ヶ月)

厚生労働省のガイドラインを参考にした、1回あたりの目安量です。
| 月齢 | 時期 | 主食(穀類)の形 | 1回あたりの目安量 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 7〜8ヶ月 | 中期 | 7倍がゆ | 50〜80g | まずは下限寄りから。食べムラがあってもOK |
| 9ヶ月 | 後期 | 5倍がゆ(全がゆ)90g または 軟飯80g |
80〜90g | 後期開始。3回食のリズム作りを優先 |
| 11ヶ月 | 後期 | 軟飯〜やわらかいご飯 | 80〜90g | 量は維持しつつ、水分を減らして固さをUP |
「ご飯80gってどのくらい?」見た目の目安

毎回計るのは大変なので、1回だけキッチンスケールで量り、「うちの器だとこの辺」と決めてしまうのが一番ラクです。
| 目安量 | 見た目の例(子ども茶碗) | 活用のコツ |
|---|---|---|
| 軟飯 80g | 子ども茶碗 軽く1杯 | 一度だけ計量して感覚を掴む |
| 5倍がゆ 90g | 子ども茶碗 2/3杯〜ライン付近 | 器の内側に目印を決めておく |

器の大きさにより異なるため、必ず一度ご自宅の器で計ってみてくださいね♪
生後7・8ヶ月のご飯量(中期)|50〜80g(7倍がゆ)
離乳食中期は、舌でつぶせる固さの7倍がゆを1回50〜80gが目安です。
- まずは50gから:飲み込みや機嫌を見ながら調整。
- おかずとのバランス:ご飯に合わせて、タンパク質10〜15g、野菜・果物20〜30gを添えると整いやすいです。
- 食べムラは当たり前:「昨日80g、今日30g」でも、数日〜1週間単位で平均的に食べていれば問題ありません。
生後9~11ヶ月のご飯量(後期)|80〜90g(5倍がゆ・軟飯)
生後9ヶ月から後期に入り、主食は5倍がゆ(全がゆ)90g、または軟飯80gが目安になります。
「80gと90g」どっちが正しい?
これは、含まれる水分の差によるものです。
- 5倍がゆ 90g:水分が多いため重くなる
- 軟飯 80g:水分が少ない分、同じエネルギー量でも軽くなる

つまり、摂取できるカロリー(エネルギー)はほぼ同じと考えてOK。
お子さんの「噛む力」に合わせて選びましょう。
- 鉄分を意識:9ヶ月以降は鉄分が不足しやすいので、赤身魚・レバー・卵・小松菜などを無理なく取り入れると安心です。
- 11ヶ月頃:量は増やさず、軟飯から「やわらかい普通のご飯」へ少しずつ水分を減らしていきます。
炊いたご飯から作る時の「ご飯:水」比率

「米から炊く」のではなく、「炊いたご飯から手軽に作る」場合の比率目安です(赤ちゃんの様子に合わせて調整してください)。
| 呼び方 | 目安の固さ | ご飯:水の比率 |
|---|---|---|
| 7倍がゆ(中期) | 舌でつぶせる | 1:3〜4 |
| 5倍がゆ(後期) | 歯ぐきでつぶせる | 1:2〜3 |
| 軟飯(後期) | 大人よりやわらかい | 1:1〜2 |
食べない時・食べすぎる時の対処法
目安より食べない(少ない)とき
- 形状を見直す:固さが合わず疲れているかも。少しなめらかに戻す/とろみを足すと食べることもあります。
- 手づかみ食べを試す:9〜10ヶ月頃からは、軟飯を小さなおにぎりにすると意欲的に食べる子もいます。※必ず見守ってください。
- 母乳・ミルクで補完:この時期はまだ授乳も大切な栄養源。無理に完食させなくて大丈夫です。
目安より食べすぎる気がするとき
- 成長曲線をチェック:体重が曲線に沿って増えているなら、その子の活動量に見合っている可能性が高いです。
- 丸飲みに注意:やわらかすぎると噛まずに飲み込み、満足感が得にくいことも。適切な固さで「噛む練習」を促しましょう。
- 便の様子を見る:下痢・吐き戻しが続く、極端に苦しそうなどがなければ、基本は見守ってOKです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 冷凍保存はいつまで持つの?
小分け冷凍したものは、1週間を目安に使い切りましょう。
再加熱は「中心部までしっかり熱く」が基本です。
Q2. 市販のベビーフードとグラム数が違いますが?
市販品は「主食とおかずが混ざっている」ものも多いので、パッケージの月齢表示や内容量を目安に活用しましょう。
外出時は無理に測らず、BFに頼ってOKです。
Q3. 便が固くなってきた気がします
主食が軟飯に近づくと便も固くなりやすいです。
水分(白湯・水・お茶)をこまめに摂れるよう意識してみてください。
まとめ|ご飯量は「数字」より「赤ちゃんの満足感」を大切に
離乳食のご飯量は、以下の数字がベースになります。
- 7〜8ヶ月(中期):7倍がゆ 50〜80g
- 9〜11ヶ月(後期):5倍がゆ 90g または 軟飯80g
大切なのは、数字にこだわりすぎて食事の時間がストレスにならないこと。
「今日はよく食べたね」「今は遊びたい気分かな」と、目安+赤ちゃんの様子で柔軟に調整してあげてください。
焦らず段階的に進めていけば、赤ちゃんは自分のペースでしっかり成長していきます。

無理のない範囲で、毎日の離乳食を楽しんでいきましょう!
