2026年6月12日放送の『ドア×ドア クエスト』では、埼玉・北浦和の人気パティスリー「アカシエ」のショートケーキが紹介されました。
番組で注目されたのは、見た目は王道のショートケーキなのに、食べると「軽いのに濃厚」と感じる生クリームです。
ここのショートケーキを食べたことのある人は、食べてもそこまで重くならない、クリームがなめらかで軽いけど濃厚でおいしいという声があり、普段あまりケーキを食べない人でも食べやすいショートケーキとして紹介されていました。
では、家でショートケーキを作る時に、軽い口当たりなのに濃厚な生クリームに近づけるにはどうすればよいのでしょうか。

✦ この記事で分かること ✦
- ドア×ドア クエストで話題になった生クリームの秘密
- 軽いのに濃厚な生クリームを作るポイント
- カスタード入り生クリームの分量と作り方
- ショートケーキを家でお店風に仕上げるコツ
⚠️ この記事の確認ポイント:この記事では、番組で紹介された内容と家庭で再現しやすい製菓の基本をもとにまとめています。生クリームはメーカーや乳脂肪分、室温、泡立て時間によって仕上がりが変わります。実際に作る時は、様子を見ながら少しずつ調整してください。
ドア×ドア クエストで話題のショートケーキ
今回の『ドア×ドア クエスト』で紹介されたのは、埼玉・北浦和の人気パティスリー「アカシエ」のショートケーキです。
番組では、世界的に評価されるパティシエの秘伝技を、家庭でも真似できるレシピに近づける形で紹介していました。
ショートケーキの見た目は、いちごと生クリームを使った王道タイプ。ところが、食べた人からは「クリームがなめらか」「軽いのに濃厚」「甘さもしっかりあるのに重くない」といった反応が出ていました。
| 番組で注目された点 | ポイント |
|---|---|
| お店 | 埼玉・北浦和のパティスリー「アカシエ」 |
| 注目ポイント | 軽い口当たりなのに濃厚な生クリーム |
| 価格 | 番組ではショートケーキ・フレーズ777円で紹介 |
| 家庭再現のポイント | カスタードクリームを少量入れる、乳脂肪分の違う生クリームをブレンドする |
軽いのに濃厚な理由

番組で紹介されたポイントを見ると、アカシエのショートケーキの生クリームが軽くて濃厚に感じる理由は、大きく2つあります。
📍【軽いのに濃厚な生クリームの秘密】
- 内側のクリーム:生クリームにカスタードクリームを少量加える
- 外側のクリーム:乳脂肪分の違う生クリームをブレンドする
内側のクリームには、カスタードクリームを分からないくらいの量だけ加えていました。
カスタードを少量入れることで、なめらかさとコクが加わり、ただ重いだけではない濃厚さが出ます。
カスタードクリームの量は、生クリームと砂糖に対して15%です。
一方、外側のクリームは乳脂肪分の違う生クリームを組み合わせるのがポイントです。
「アカシエ」では、乳脂肪分47%と35%を1:1でブレンドしています。
高脂肪の生クリームはバターのようなコクが出やすい反面、食べすぎると重く感じることがあります。
低脂肪の生クリームは牛乳のようにさっぱりしていますが、単体だと物足りなく感じることもあります。

この2つをブレンドすることで、軽い口当たりと濃厚さのバランスを取りやすくなります。
番組の生クリーム配合
番組では、お店の味を家庭で作りやすいように、スーパーでも手に入りやすい乳脂肪分42%と35%の生クリームを使った配合が紹介されていました。
お店では乳脂肪分47%と35%を使う配合が紹介されていましたが、家庭では扱いやすさを考えて42%に調整されていたのがポイントです。
内側クリームの分量
まずは、スポンジの間に挟む内側のクリームです。
| 材料 | 分量 | 役割 |
|---|---|---|
| 生クリーム 乳脂肪分42% | 90g | コクを出す |
| 生クリーム 乳脂肪分35% | 60g | 軽さを出す |
| グラニュー糖 | 13g | 甘さをつける |
| カスタードクリーム | 24g | なめらかさと濃厚さを加える |
| バニラエッセンス | 0.5g | 香りを加える |
カスタードクリームは、生クリームとグラニュー糖の合計に対して約15%の量です。

入れすぎるとカスタード感が強くなりすぎるため、「入っていると分からないくらい」の量にするのがコツです。
外側クリームの分量
次に、ケーキの外側に塗るクリームです。
| 材料 | 分量 | ポイント |
|---|---|---|
| 生クリーム 乳脂肪分42% | 150g | 濃厚さとコクを出す |
| 生クリーム 乳脂肪分35% | 100g | 軽い口当たりにする |
| グラニュー糖 | 21g | 甘さをつける |
外側クリームは、乳脂肪分42%と35%を6:4の割合でブレンドします。
家庭では47%の生クリームが手に入りにくかったり、扱いが難しかったりするため、42%を使うことで初心者でも泡立てやすい配合になっています。
スポンサーリンク作り方の手順
ここでは、番組で紹介されたポイントをもとに、家庭で作りやすい流れで整理します。
材料をすべて冷やす
生クリームは温度が上がると、キメが粗くなったり、分離しやすくなったりします。
作る前に、生クリーム、ボウル、泡立て器をしっかり冷やしておくと安心です。
📍【準備のポイント】
- 生クリームは使う直前まで冷蔵庫で冷やす
- ステンレスボウルを使うと冷えやすい
- ボウルの底を氷水にあてながら泡立てる
- 室温が高い日は特に手早く作業する
内側クリームは全部入れて泡立てる
内側クリームは、乳脂肪分42%の生クリーム、35%の生クリーム、グラニュー糖、カスタードクリーム、バニラエッセンスをすべてボウルに入れてから泡立てます。
カスタードクリームも後から混ぜるのではなく、最初から一緒に入れるのが番組で紹介されたポイントです。
氷水にあてて素早く泡立てる
番組では、ゆっくり混ぜると空気を含む量が減り、クリームが重くなりやすいという説明がありました。
そのため、ボウルを氷水にあてながら、ハンドミキサーで手早く泡立てます。
素早く泡立てることで空気を含みやすくなり、ふわっと軽い生クリームに近づきます。
固くなる前に止める
生クリームは、泡立てすぎるとボソボソになり、なめらかさが失われます。
ハンドミキサーで一気に最後まで仕上げるのではなく、少しゆるいかなと思うところで止め、最後は泡立て器で手動調整するのがおすすめです。
ショートケーキの内側に挟むクリームは少しやわらかめ、外側に塗るクリームは少しだけ扱いやすい固さにすると、仕上げやすくなります。
スポンサーリンクいちごの選び方

アカシエのショートケーキでは、埼玉県のいちご「あまりん」が使われていました。
あまりんは、強い甘みとほのかな酸味が特徴の埼玉県オリジナル品種です。
ただし、あまりんは時期や販売店が限られることもあり、家庭でいつでも手に入るとは限りません。
番組の家庭再現では、とちあいかや紅ほっぺも使われていました。
| いちご | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| あまりん | 甘みが強く、酸味は穏やか。特別感を出したい時にぴったり | お店風ショートケーキ |
| とちあいか | 酸味が少なく、甘みを感じやすい | 甘めのショートケーキ |
| 紅ほっぺ | 甘みと酸味のバランスがよく、いちごらしい甘酸っぱさがある | 王道ショートケーキ |
軽くて濃厚な生クリームに合わせるなら、甘みの強いいちごでも、甘酸っぱい品種でも合います。
甘さをしっかり出したい時はとちあいか、ショートケーキらしい酸味も楽しみたい時は紅ほっぺを選ぶと分かりやすいです。
市販スポンジでも作れる?
今回の番組では、主に生クリームの配合や泡立て方が注目されていました。
そのため、スポンジから手作りしなくても、市販のスポンジ台を使って生クリームだけこだわる作り方でも十分楽しめます。
家でお店風に見せたい場合は、スポンジそのものよりも、クリームの状態、いちごの並べ方、冷蔵庫で休ませる時間を整える方が仕上がりに差が出やすいです。
市販スポンジを使う時のコツ
- スポンジが乾いている時は、シロップを薄く塗る
- いちごの水分はキッチンペーパーで軽く取る
- 内側のクリームは少しやわらかめにすると一体感が出やすい
- 仕上げた後は冷蔵庫で1〜2時間休ませる
- 切る時は包丁を温めてから水分を拭き取る
失敗しやすい原因と対処法
カスタード入り生クリームはお店風の味に近づきやすい一方で、温度や泡立て方を間違えると失敗しやすくなります。
| 失敗例 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ボソボソになる | 泡立てすぎ、温度上昇 | 固くなる前に止め、最後は手動で調整する |
| ゆるくてだれる | 泡立て不足、室温が高い | 氷水にあてて冷やしながら少しずつ泡立てる |
| 重く感じる | 高脂肪クリームだけで作っている | 35%の生クリームをブレンドして軽さを出す |
| 物足りない | 低脂肪クリームだけで作っている | 42%前後の生クリームを混ぜてコクを足す |
| カスタード感が強すぎる | カスタードを入れすぎている | 生クリームと砂糖の合計に対して約15%を目安にする |
生クリームとホイップの違い
ショートケーキをお店風に仕上げたいなら、クリーム選びも大切です。
一般的に「生クリーム」と呼ばれる種類別クリームは、生乳や牛乳などから乳脂肪分以外の成分を除いたもので、乳脂肪分が18%以上とされています。
一方、スーパーでよく見かける「ホイップ」や「植物性ホイップ」は、植物性脂肪や乳化剤などを使っている商品もあります。

植物性ホイップは扱いやすく価格も手頃ですが、乳脂肪由来のコクを出したい時は、種類別クリームの生クリームを使う方がお店風の味に近づきやすいです。
📍【選び方の目安】
- 軽さ重視:乳脂肪分35%前後
- 濃厚さ重視:乳脂肪分42%前後
- お店風にしたい:35%と42%をブレンド
- 扱いやすさ重視:初心者は42%前後までが使いやすい
よくある質問
カスタードクリームは必ず入れる?
軽いのに濃厚な味に近づけたい場合は、少量入れるのがおすすめです。
ただし、アカシエのパティシエの方も入れているのが分からないくらい入れると言われていたので、入れすぎるとカスタードの主張が強くなるため、生クリームと砂糖の合計に対して約15%が目安になります。
乳脂肪分42%がない時はどうする?
40%台の生クリームで代用できます。ただし、47%など高脂肪のものは重く感じやすく、泡立ても難しくなるため、35%の生クリームと組み合わせて調整するのがおすすめです。
植物性ホイップでも作れる?
作ることはできますが、番組で紹介されたような乳脂肪由来のコクや濃厚さを出したい場合は、生クリームを使う方が近づきやすいです。
市販のカスタードでもいい?
家庭で作る場合は、市販のカスタードクリームでも使いやすいです。固すぎるものはなじみにくい場合があるため、なめらかなタイプを少量加えると混ざりやすくなります。
スポンジは手作りしないとだめ?
市販のスポンジでも大丈夫です。今回のポイントは生クリームの配合と泡立て方なので、まずは市販スポンジを使ってクリーム作りに集中するのもおすすめです。
まとめ:カスタード入りで軽いのに濃厚な生クリームに
『ドア×ドア クエスト』で話題になったショートケーキは、軽い口当たりなのに濃厚な生クリームが大きな魅力でした。
- 軽いのに濃厚な生クリームの秘密は、カスタードクリームと生クリームのブレンド
- 内側クリームは、生クリームと砂糖に対して約15%のカスタードを加える
- 外側クリームは、乳脂肪分42%と35%を6:4でブレンドすると家庭でも作りやすい
- 氷水にあてながら手早く泡立て、固くなる前に止めるのが大切
- スポンジは市販品でもOK。まずはクリームの状態を整えるのが近道
家でお店のようなショートケーキを作るのは難しそうに感じますが、生クリームの配合と泡立て方を変えるだけでも、仕上がりの印象はかなり変わります。

いつものショートケーキを少し特別にしたい時は、カスタード入りの軽くて濃厚な生クリームをぜひ試してみてくださいね。


